昨夜は、嬉しくお酒が飲めた。
楽しいお酒と嬉しいお酒は、私の中では随分と違う。
楽しいお酒は、いつも飲んでるが、
嬉しいお酒は、そんなに飲めるわけではない。
嬉しいお酒....
そのお相手が、写真のお二人。
左が、富山市役所から来ている高田さん。
その右が、水機工業(株)の会長の野村さん。
なぜにこのお二人と出会ったか、その経緯を書く。
二年ほど前になるだろうか。
日本領事館で、友人(バリ人)のスジャナーさんと逢った。
「どうしたの、スジャナーさん」と尋ねると、.
「富山県に行くんです」という。
「何をしに」
「小川の流れで発電できる発電機を見に行くのです」
「へ~、そんなのあるの」
ということで、その場は、スジャナーさんと別れた。
が、その後「発電の話、どうなったのか」と、
漠然と関心を持ち続けていた。
そんな発電機があると、バリ島の田舎は助かるだろうな~
なんて、時々気にしていた。
んで、
その結果だが、
偶然に出会った、野村さん達がそれを教えてくれたのだ。
昨日聞いたばかりで、難しい話は分からないけれど、経緯を書いてみる。
①、タバナン県は、小型水力発電に興味を持った。
②、かねてから知り合いの富山市にそのインタレストを話した。
③、富山市はタバナン県の要望に応えた。
④、その技術を持つ県内の水機工業(株)に紹介した。
⑤、水機工業(株)の会長の野村さんがその話に乗った。
⑥、会社として国際援助に使命感を持っていたからだ。
⑦、で、自らが技術援助でバリ島に来ている。
ということらしい。
お酒を酌みながらの楽しい会話を紹介する。
「水力発電は、どこで作るのですか」
「タバナンのジャティールイです」
「流れる水の力、落ちる水の重力、どちらを使うのですか」
「それらの組み合わせです」
「小さなダムを作るのですか」
「いいえ、自然の景観を壊さない形の発電です」
面白い….
野村さんからは、教えられることも多かった。
バリ人に接する思いに話が及び、
「バリ人を助けたくて」なんて生意気にオレが言うと、
「違うでしょう、バリ人と共に生きるでしょ!」と野村さんが言う。
まったくそのとおりだ。
そんなことを言ってくれる人はいない。
久しぶりに日本男児を見た。
日本からの技術援助に話が及んだ時、
日本は後進国への技術援助で、押しつけが多いことを話すと、
野村さんは、現在援助している「小規模水力発電」を語ってくれた。
①、将来、バリ人だけで運用できるということに絞って技術援助している。
②、その設備が完備したことにより、それがその地にどう寄与しているか、
そうした追跡調査を含めて技術援助の一環に捉えている。
この話も嬉しい。
さて、現在、水力発電は建設中である。
11月初めには完成し、11月27日、に「発電による電灯」
が灯る式典があるそうな、是非に行きたい。