それは、日本兵のお墓であった。
写真を載せながら、説明する。
まずは、全景。
入口に割れ門もある立派な造り。
傘が比較的新しい。
時々、誰かがお詣りするのだろう。
右がカミさん、次が田中彩芽さん。
彼女は、ウダヤナ大学の国費留学生。
インドネシアの独立戦争の跡を駆けずり回っている。
私に頼らず、独自で調査する。
バイクを駆り立て、どんな山の中でも独りで行く。
ただ、今回はあまりにも遠方なのでお誘いした。
左は、知らないお爺さん。
最後まで誰だか解らなかった。
卒塔婆が2本あったが、字が消えていて読めない。
この地で殺された11名の名が彫られている。
(日本兵士之碑)
後藤 知 熊本県
永井精作 新潟県
迫 貞雄 鹿児島県
前田久一 愛媛県
川畑松義 宮崎県
窪田昌平 福岡県
宮永 清 大分県
村野 穣 長崎県
前田英司 宮崎県
池田初雄 佐賀県
内村三俊 東京都
裏面には、次のように彫ってある。
清水与平 宇和島市
尾崎末広 高知県
1995年 建之
これだけを確認し、坂の上の一軒家に戻った。
お墓のことをもっと詳しく聞くためだ。
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