あけっぴろげてあらいざらいのあるがまま



バリ島で待っててくれた人

日本に帰れば、オレをあたたかく迎えてくれる友人や知人がいる。
なにごとにも替えがたく、ありがたい。
生まれ変わっても、彼ら彼女らと会える確証がない。
友人・知人に恵まれた現生に120%、満足している。

日本だけではない。
バリ島にもオレを待っててくれる人がいる。
何人かいるが、もっとも嬉しく帰りを迎えてくれるのが、おばあちゃんだ。
おばあちゃんと言っても、オレより5~10歳は、若いけど....
バリ島で待っててくれた人_d0083068_1015670.jpg

高血圧症のオレ。
アボガドが血圧降下に効くと聞き、できるだけ食べるようにしている。
そんなオレの朝のコーヒータイム....
おばあちゃんは、アボガドをそーと添えてくれる。
バリ島で待っててくれた人_d0083068_1017977.jpg

今回の日本帰省中に読んだ本、
誰が書いた本だったか忘れたが、
「もう一度生まれ変わりたいか」との問いに、
作者は、「生まれ変わりたくはない」と応えている。
その理由を
「今まで出会えた人に生まれ変わっても出会える確証がない」
と、記している。

オレも全く同じ思いである。
現生だけで十分である....いつ死んでも悔やむものがない。
by yosaku60 | 2014-11-13 10:24 | バリ島=人物往来 | Comments(8)
Commented by RY at 2014-11-13 22:48 x
はじめまして。写真のバリ島のおばあちゃんは日本軍の占領を経験されている方なのでしょうか?
日本では戦争の時代を経験した高齢者に会ったことはありますが、インドネシアの場合はどういう体験をされた方が多いのか気になります。
インドネシアでは日本軍が占領しましたから、当時を経験された人は日本に恨みが持つ人が多いというイメージがあるのですが、どうなのでしょうか?
Commented by yosaku60 at 2014-11-14 10:04
RYさん、
応えるに難しい質問です。
占領の際の日本軍の横暴を恨んでいる人がいます。
そういう人を探せばいっぱいいます。
が、日本軍の統治を感謝している人もいます。
そういう人を探せばいっぱいいます。
ただ、韓国や中国のように、いつまでもしつこく恨む、という風潮はありません。 
過去のこととして、もっとおおらかです。
Commented by RY at 2014-11-14 18:29 x
お答え頂きありがとうございます。
占領の際の日本軍の横暴というのは、どういったものでしょうか?従軍慰安婦の問題なども絡んでくるのでしょうか?
逆に日本軍の統治を感謝というのは、日本軍はどういったことをして感謝されたのでしょうか?
日本軍の将兵はアジアの人々に対して横暴で、暴力を振るうというイメージがあったのですが、逆に現地の人に対して、占領中暴力を振るわず、友情・信頼を築いたり、交流を深めたような人たちもいるのでしょうか?

色々質問して申し訳ないですが・・・
Commented by yosaku60 at 2014-11-15 12:18
RYさん、
細かくはいろいろありますが、
大きな視点から見て、ひとつだけ書きます。

(もっとも恨まれていること)
使役(賃金なし)に狩り出したこと、
「労務者」と呼ばれ、有名です。

(もっとも喜ばれたこと)
全島に統一語としてインドネシア語の
使用を認めたこと。

ここバリ島では、三浦壤という民間人が、
日本軍とバリ人の間にたって、バリ人の信頼を気づいたという歴史があります。
Commented by RY at 2014-11-15 23:35 x
お返事ありがとうございます。
最も恨まれていることでは、従軍慰安婦などの女性への暴行・暴力というわけではないのですね?
労務者の被害者には会われたことはあるのでしょうか?賃金なしの使役といえば、まさに奴隷ですが。日本国内の軍事工場への徴用などには低賃金とはいえ、賃金が支払われていたことを考えれば、酷いと思います。賃金といっても、軍票でしょうから、どれほど意味があるかどうかは分かりませんが。

全島に統一後として、インドネシア語の使用を認めたとありますが、インドネシアではたくさんの島からなり、陸軍と海軍の各々の師団で分割統治していたのではないでしょうか?意思を一体として、インドネシア語を広めるような政策を取ることができたか疑問なのですが、どうでしょうか。
Commented by yosaku60 at 2014-11-16 08:44
RYさん、
実際にアジアの地に住めばわかることですが、
日本人は、大東亜戦争のことを悪く思いすぎです。
大東亜戦争の前のアジアは、ヨーロッパ諸国の植民地であり、独立国はタイと日本だけでした。
ここインドネシアは、オランダの植民地でした。
オランダは、インドネシア人に民族意識が生まれることを阻止するために、公用語(インドネシア語)の普及を認めませんでした。 日本の統治が始まり、インドネシア独立を前提にインドネシア語の普及を認めたことは、インドネシア人にとっては画期的なことでした。
戦後5年を経て、インドネシアでAA会議がありました。
日本のおかげで国の独立ができたと、多くの国から感謝されております。
負の面だけを言いすぎるのではなく、平等世界を作るために貢献したという正の面もあったことを知るべきと思います。
戦争を美化する気持ちは毛頭ありません。
戦争はあってはならないと思っております。
しかし、歴史は、ある一点だけ掘り下げるのでなく、過去の流れの中でとらえることが大事だと思っております。
決して生意気になってはいけませんが、日本人はもっと自信を持って堂々とした方が良いと、私は常々思っております。

あと四日、11月20日は、インドネシア独立戦争で戦死したバリ島の英雄ングラライの慰霊祭が行われます。ングラライと共に戦死した兵士は96名いますが、その中には5名の日本人がいました。 終戦になっても日本に帰らず、日本を棄ててインドネシアのために戦って死んだのです。 当日の慰霊祭には私も参加することにしておりますが、先人達のインドネシア独立に貢献したいという思いをありがたく心に置き、参席したいと思っております。
Commented by RY at 2014-11-17 00:24 x
お返事ありがとうございます。どうしても、私の学校教育の影響があり、負の側面、日本の侵略とか、戦争犯罪の視点などで、見てしまいがちですね。
負の側面にしろ、正の側面にしろ、日本からの視点ではなく、インドネシアからの視点をもっとみたいものです。私も含めて日本からでたこともない世代や層には、インドネシア側からの視点というのを見る機会がありません。
日本軍の占領時代を経験されたインドネシアの戦争体験者と話す機会があれば、記事として取り上げて下された助かります。インドネシアの場合は平均寿命が日本よりも低く、戦争を経験された方は日本以上に少ないかと思いますが、知り合いの方にいればお願いしたいです。こういう当時を経験された方が語れる時間はそう長くはないと思いますが、どうでしょうか?
Commented by yosaku60 at 2014-11-17 12:16
RYさん、
そうですね。
当時を知っている人は、当然に少なくなっております。
私と一緒に大声をあげて「愛国行進曲」を歌ったおじいさんがいましたが、昨年お亡くなりになりました。
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常時ほろ酔い候

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