一部村民の強制退去物語となにやら物騒な題名にしましたが、
ロンボク島のクタビーチでの話です。
クタビーチにカニヤという名の友人(女性)がおります。
その彼女から「困っている」とのメールが届いたのが先週の土曜日でした。
男勝りの気丈夫なところがある彼女だけに、弱弱しいメールは余程の悩みなのだろうと、
翌早朝にロンボク島行きのフェリーに乗りました。
そして、4泊5日、昨日までロンボク島に居たことになります。
カニヤには悪いのですが、お陰でいろんな体験をさせてもらいました。
体験が多すぎて、何から書いてよいかどうか....
筋書きが決まらないまま、アトランダムに書くことにします。
まずは、何事があったのか、についてです。
クタビーチに住む一部住民を強制退去させようと行政が動いたのです。
次の写真はクタビーチのメイン通りです。
道路の右側が海側ですが、海側に住む全所帯の強制立ち退きの令が出たのです。
住居数は約200軒......殆どが店舗兼住居です。
一軒には平均で5人が住んでいます。
総勢約1000人が......さあ、大変!
写真は海側から撮ったもの。
ここに写っている建物は全て取り壊しです。
写真はカニヤの店(兼住居)。
ここも200軒のひとつなんです。
カニヤ(中央)の店の前に数人集って....アンタどうするの?
答えを持たない人が集ってもどうにもなりません。
カニヤの店の店内、この奥が住居です。
店内では、布やTシャツ、それにロンボク真珠を売っています。
その他に、車・バイクのレンタル、飛行機のチケット、観光案内と手広くやっていて、
比較的順調に伸びてきていたんですが、すべてパーです。
写真は、砂浜の途中にポツンとある、竹と萱で作られたレストラン。
このブログを読んでくれてる私の親友のI君のために掲載しました。
ロンボク海峡が時化てフェリーが出港できなくなった時、
クタに戻り、I君とひとときを過ごした東屋に寝転んで撮った写真です。
I君!、思い出のこのレストランも撤去されるんです。