バリといえば、バロンダンス。
が、見世物のバロンダンスは、
演出があって、面白くありません。
観るのならば、
バンジャールのバロンダンスを
観るに限ります。
本物だからです。
何が本物かと言うと、
演技者、あるいは観客が、
本当にトランス状態に入るからです。
トランスに入るってことは、
神様が降りてくるってことです。
誰がいつ、トランスに入るかは事前にわかりません。
だって、神様の思し召しだから、です。
んで、兄夫婦がバリにいた時のことです。
私のバンジャールで、このバロンダンスがありました。
私、カミさん、兄嫁さんの3人で観に行きました。
わがバンジャールのバロンはとっても大きいんです(写真右上)。
頭も尻尾も、共に60~70キロはあるらしく、
筋肉隆々の肉食系の男衆でないと、中に入れません。
その男衆も5分も踊ったら、選手交代です。
一方、このバロンと戦うのが、
悪女であるランダ(写真左)。
悪女と言っても、バリ人にとっては、
バロン同様にランダも人気者。
ランダは、悪女の示しとして、
長い爪をしています。
そして、何故か白いハンカチを
持っているんです。
何故に白いハンカチなのか、
その意味は知りません。
でも今回、なんらかの意味があることだけは、判りました。
というのは、今回のバロンダンス。
最初にトランスに入ったのが、このランダだったからです。
突然に突っ立ったままで動かなくなったのです。
ランダがトランスに入ったのが乗り移り、
観客のあちこちからトランスに入る人が続出しました。
そして、その者たちと、それを介護する村人達でもみくちゃになりました。
その時です。
誰かが、ランダの白いハンカチを取り上げたのです。
それを合図に、お祭り(バロンダンス)も終わったようなのです。
お祭りが終わっても、終わらないのがもみくちゃになった観客です。
実は、カミさんがこのもみくちゃの群集の中でもみくちゃにされたのです。
どこをどうなったのでしょうか。
逃れて出てきた時には、びっこをひいていました。
足の甲が腫れ上がり、余りもの痛さに悲鳴をあげていました。
足の甲か指の骨が、折れたかひびが入ったのかも知れません。
レントゲンを撮って、調べなければなりません。
さて、今日のブログの本番は、ここからです。
冗長になってすみません。
んで、バリに住んで、ちょっと困るのが、こうした際の病院探しです。
日本人向けの病院もあります。
でも、少々、お高くつきます。
旅行者ならいざ知らず、年金生活者にとっては、費用が安いことも重要です。
こうした場合、私は、公立の診療所にまず行きます。
初診料は、以前は30円でしたが、今は150円。
高くなったといっても、知れています。
そこで、医師の診察を受け、行くべく病院の紹介状を貰います。
その紹介状を持ってくと、
料金はバリ人と同じで、
病院側も親切に応対してくれます。
写真右は、紹介状を見せ、
受付しているオレとカミさんです。
この病院でのレントゲン撮影、
及び専門医の診察料金、1700円、
は、高くないと思いますよ。
そして、その結果だけど、
骨折も何もなく、打撲だけでした。
んで、びっこをひいていたカミさん、
病院からの帰り道は、シャキッ!
と、歩いてるように見えてしまう、オレ。
って、少々、意地悪かな(オワリ)