マカッサルは古くから中国との交易があり、今も多くの華僑が住む。
で、骨董品の掘り出し物もある。
骨董収集が趣味のマスター、2点ほど買い求め、それを枕元に寝たとのこと。
それを聞いた、名古屋のYさん、
同じ中国製品ならばと、家で使う小さめの蒸篭を買いたいと言い出した。
結局は、目的とする蒸篭を探すことができなかったが、この探し物の間、面白いことをいくつか知ることができた。
まずは、写真のデパート。
床もショーウインドーもピッカピカ、陳列品も垢抜けたものが多い。
店員もそれなりに洗練されているようである。
が、いかんせん・・・・・お客がだーれもいないのだ。
市内からそう遠くない郊外にある、このデパート。
どうも、いずれ郊外が発展すると見越しての先行投資であるように見受けた。
即ち、デパートを取り囲むように、街路樹も歩道もある、立派な大通りが作られている。
そして、その通りに面して一般の店舗も建てられている。
が、これらの店舗も、ほとんどが空き店舗であって入居者が見えない。
そういえば、道路には車も走っていない。
聞けば、作られてからすでに3年、ずーとこういう状態であるとのこと。
言って見れば、街全体がピカピカに光ったままのゴーストタウンなのだ。
先行投資であったとしても、期間が長すぎるような気がする。
誰が資本を出しているのだろうか。
よく潰れないものだ。
インドネシアの商売の成り立ちが理解できない。
逆に単純に理解できるのが、ある店舗で見つけた左の写真。
製品はガスのホースであるらしいが、
ネーミングが、 sayoto とは、
誰が見ても、 sanyo + toyota・・・、
日本人として、嬉しくもあり、悲しくもあり、
なんとも面映い。